インスタグラムアイコン

STAFF BLOG

Staff Blog

ブログサムネイル画像

スイス、アルティザンチーズ職人達との出逢い①

2023.5.22

#海外出張記録

社長のSimon(サイモン)です。

さて、前回のブログ#2でドイツとフランスのワイナリー訪問について紹介しましたが、今回は、5月19日と20日に訪れたスイスのチーズメーカー2社を紹介したいと思います。

先ず、イヴェルドン・レ・バンのAOPグリュイエールメーカー、「マルゴー社」を訪問しました。対応してくれたのは、オーナーのアンソニーさん。本社の会議室でプレゼンを受けた後、態々、一緒に契約牧場農家とチーズメーカーに連れて行ってくれました。

契約牧場農家の牛舎と晴天下で放し飼いされている乳牛たち

チーズメーカー

スイスでは伝統的に、酪農牧場、チーズメーカーとアフィニエ(セレクト&熟成)がそれぞれの役割を別々に果たしています。牧場とチーズメーカーは地理的にも常に近くにいて、ファミリー単位での経営が一般的です。最後に、良い品質のチーズをアフィニエ社がセレクトして、独自の熟成庫で更に品質を高めていきます。アフィニエ社の「マルゴー社」も設立1886年以降、137年間、その伝統的な役割を果たし、今ではスイス有数のチーズ輸出企業としてその名を世界に広めています。

次に、スイスで訪問したのは、山奥にある元スイス軍物資倉庫を定温定湿熟成庫に改造した「ゴルミノ社」を訪問しました。対応してくれたのは、マスターオブチーズの資格を持つベンジャミンさん。「もう、チーズが大好きなんだ!」と満面の笑みで熱心にチーズについて解説してくれたベンジャミンさん。元々、チーズメーカーの家庭に生まれ、人生をずっとチーズに囲まれて育ったという方です。当然のように、チーズを専門的に勉強し、若くしてマスターオブチーズを取得されたようです。

熟成庫内部

摂氏10~13℃くらいの倉庫が洞窟内に数か所あり、それぞれで違うチーズを適切な品質管理体制で熟成されています。

案内の最後は、この若干寒い熟成庫の中でチーズのテイスティング。1時間以上、熟成庫を歩き回っていましたので、正直、寒さに負けそうでしたが、8種類のチーズは圧巻の品質と味わいでした!