ヨーロッパ、アルティザン達との出逢い③
社長のSimon(サイモン)です。
前回のブログまでで、7月の「巡礼の旅」からイタリア・ピエモンテ州とスイス・グラウビュンデン州のワイナリー3か所の訪問記録を紹介しました。今回は、同じ7月に訪問した2か所を紹介しますね。共に、スイスのワイン・コンサルタントのパコさんの紹介です。
先ず、最初にヴェネト州ヴァルガタラ村にあるキャンティーナ・ラ・ジャレッタです。迎えてくれたのは、夫婦愛に溢れたフランチェスカさんとフランチェスコさん。女性も男性もイタリアでは多い名前ですよね。
でも、このワイナリーで素晴らしかったのは夫婦愛だけではありませんでした。このリージョンで有名なワイン、DOCヴァルポリチェッラ、DOCヴァルポリチェッラ・リパッソ、そして、イタリアのワインの王様、DOCGアマローネです。ラインアップにある6本のワインを順番に試飲していきましたが、前日のスイス強行日程と当日朝の4時間半の運転でメンタルもフィジカルも疲れ切っていた私を完全に復活させ、終始唸らせ、最後のDOCGアマローネを飲み干すと共に「これは、人生最高のワインかも」と言わしめたのです。パコさん、紹介してくれてありがとう(涙)!!
その夜、フランチェスコさん達に紹介してもらったピッツェリアに行きました。美味しいワインも良いけど、子供達3人を帯同していましたので、家族サービスもといった感じでしょうか?ハハハ、私もピッツァは大好きですけどね。
さて、翌日はイタリア側のアルプスに向かって山間部を北上していきました。目的地はアルト・アディジェ州のカータッシュ村です。そこで、キャンティーナ・カータッシュを訪問しました。対応してくれたのは、この出張記録のアイキャッチ画像で写っているハロルドさん。とにかく、山々に囲まれた大自然が凄く奇麗で、更に、「こんなモダンで奇麗なワイナリーがあったの?」というレベルのワイナリーでした。
見てください!この贅沢な景色のウッドデッキ。そして、広々としたワイナリーショップのシーリングとフローリングの優しいウッド調!惚れ惚れしますよね。近くに行く事があったら、絶対に寄って欲しいワイナリーです。そして、冷涼地域を活かしたブドウ栽培についても凄く勉強になります。山間部の斜面の標高差を上手に使い、ブドウを配置しています。西側斜面、東側斜面の配置も日照時間の関係でとても大事という事でした。
そして、建物の下層階にあるセラーも歴史を感じつつ、モダンで最新技術を室内温度管理で導入していました。只、空調設備は通年使う必要がないらしく、夏場の1か月くらいという事でした。
そして、肝心のワインです。先ず、一番のお薦めはピノ・グリージョです。これは、セレクション・シリーズから試飲し、その後にテロワール・シリーズの「PENON:ぺノン」を順番に飲むべきです。シングル・ヴィニヤードの一番良いブドウだけを使った「ぺノン」は、かなりレベルが高く、白ワイン好きの方は絶対にお試しいただきたいです。それ以外にも、ピノブラン、ミュラー・サーガウ、ピノノワール、ラグレンなどシングルグレープのワインをワインアップされています。
今回は写真が多くなりましたが、とにかく、ヨーロッパのワイナリー巡りは景色が素晴らしいので紹介させてもらいました。次回は、残りの2つのワイナリーとトリュフ工場を紹介します。